鎌倉と源氏の関係が始まった場所と言っても過言ではない「由比若宮(元鶴岡八幡宮)」へは参拝したいものです。
現在の鶴岡八幡宮に移されたこともあって、こちらの由比若宮は元鶴岡八幡宮とも呼ばれています。早速、ご紹介します。
基本情報
鎌倉市材木座1-7
元鶴岡八幡宮?
平安時代に河内源氏と源頼義が前九年の役(1051〜1062年)で奥州(東北地方)の安倍氏を征伐しました。
決戦前に京都石清水八幡宮に戦勝祈願をしていた源頼義は、そのお礼として1063年に石清水八幡宮をお祀りしました。
その後、現在の雪ノ下に移して大きくしたのが、現在の鶴岡八幡宮になります。そのために「元八幡」といわれています。現在は「由比若宮」が正式名称のようです。

本宮
静かなる威厳を感じます。

芥川龍之介旧居跡
作家の芥川龍之介さんが、近所にあった小山別荘の別棟を借りて住まわれていたそうです。

御神木?
案内板の文字が消えてしまっていたので、御神木であったのか、他の重要な樹木であったのかはわかりませんでした。でも、大切な樹木であったことは間違いなさそうです。

まとめ
現在は住宅街の奥に静かに佇んでいますが、ここが鎌倉と源氏のつながりの原点であったと感じました。派手さはありませんが、敷地内は気も良くて素晴らしいところでした。
雪ノ下にある現在の鶴岡八幡宮に参拝してから、材木座にある由比若宮(本八幡)で原点を感じるのも、鎌倉散歩ならではの醍醐味です。
それぞれの鎌倉散歩を是非、お楽しみください。