今回のレンタルサーバーの移転作業でもっとも煩雑だったのがレジストトランスファーでした。”設定”する作業は機械的であったのに対して、”移動”する作業は人間による確認手順が必要でした。AIなどを介さず人によって対応してくれいることに安心しました。少し複雑だったので自分の備忘録としてアップさせて頂きましたが、今後、レンタルサーバー移転を考えている方の参考となれば幸いです。
レジストトランスファーって何?
ドメイン名の管理レジストラを別のレジストラに変更する手続きのことです。今回のケースは移転元(さくらインターネット)から移転先(XSERVER)への移転になりますが、実際の管理者(日本レジストリーサービス ; 以下、JPRS)がキーマンであることが解りました。
作業手順
<1>移転元での作業
(1)移転元のさくらインターネットの管理サイトへログインして転出申請をします。
※この時にAdmin Emailを自分が受け取れるアドレスを入力する
(2)さくらインターネットから申請に対しての受理メールを受信します。この時に後々に重要となるAuth Codeが送られてくるので失くさないように厳重に保管します。
(3)会員メニューからwhois情報のRegistrant Emailを自分が受け取れるアドレスに変更する必要あります。
<2>移転先での作業
(4)移転先であるXSERVERのインフォパネルからドメイン移管申請の意思表示手続きします。
(5)翌日、XSERVERから移管申請が可能になった連絡をメール受信します。インフォパネルから申請しますが、確認→確定と2段階になっているので注意してください。
(6)XSERVERからドメインを管理しているJPRSへ申請完了した旨のメールを受信します。
(7)このメール内にあるリンク先へ移動して、この申請を有効にするために利用規約に同意する作業が必要になります。同意=承認となるので、作業完了後5日以内にトランスファーが行われます。
<3>管理会社での作業
(8)JPRSからトランスファー申請があったので、確認と承認してという依頼メールを受信します。
※ここで承認すると移転されるので、不安な場合はJPRSへ電話することをオススメします。
(9)依頼メール内のリンク先から承認します。
<4>再びの移転先での作業
(10)移管完了メールを受信します。
(11)インフォパネルでネームアドレスの変更作業をします。
作業と連絡はメールのみ
全ての工程はEメールのみで対応できます。自分は所々で確認したかったので、XSERVERもJPRSもサポートセンターに電話しました。サポートセンターの電話対応は平日のみなので、不安な方は平日の作業がオススメです。
期間
2〜3日間は必要になるので、余裕を持って予定を組んでください。また、カスタマーセンターへ電話できる平日の昼間の作業をオススメします。メールは24時間対応ですが、書くよりも話した方が簡単です。
費用
トランスファー費用はかかりませんが移転先へ初期費用として3,000円を支払いました。
まとめ
作業は簡単なのですが手順を知らないと、次に何をすれば良いのか?自分は待ちで良いのか?などと不安な状態となります。概略だけでも知っておくと精神的にとても楽になります。契約上でドメインが動く時には必ず確認と承認の作業があるので意思表示が必要になることを覚えておいてください。それと有効期限もあるのでご注意してくださいね。カスタマーセンターは聞けばキチンと教えてくれますので、不安を感じたら遠慮しないで活用することをオススメします。最後になりますが本記事は2019年9月時点での情報であることをご容赦ください。