アイデアを作るのは過程
アイデアはいきなり目を閉じて考え出しても、湧き出てくるものではないということです。アイデアが生まれてくるには5つの過程があるのです。蝶の幼虫はいきなり成虫にはなれません。さなぎという過程があってキレイな羽のある成虫になるとの同じことです。
<第一過程> 資料集め
<第二過程> 資料に手を加える
<第三過程> 組み合わせ
<第四過程> 誕生
<第五過程> 具体と化展開
アイデアは組み合わせでつくる
それとアイデアは既存の要素の新しい組み合わせであるということです。例えば、本屋+デリバリー=amazonだったり、自動車+無人運転=ロボネコヤマトだったりという身近な例でもアイデアは組み合わせであることが理解できます。
解説ページに助けてもらえます
本書は原文から忠実に日本語訳されているので非常に解りにくい文章になっています。何回も繰り返して読んでもピンと来ない箇所は結構あります。どうしても解らない場合は飛ばして、本書の後半にある竹内均さんの解説を読むと「あっ!そういうこと!」って感じにストン!と理解できます。本書は本当に解説部分を含めても1時間位で読めてしまうので、少なくとも2回位は読むことをオススメします。
初版は1988年
古い本であると聞いていたので「本当に本屋で新品で売っているの?」と半信半疑で大規模本屋へ行きましたが、平積みで十数冊もありました。自分が購入したのは73版でした!どんだけスゴい本なんだろうと素直に驚きました。出会えた喜びで直ぐに読み始めましたよ!1日で2回も読んでしまいました。
まとめ
アイデアは作るのは決まった過程があって、技術も必要であるということです。過程を飛ばしてアイデアが浮かぶのを待つ人がいますが、それは間違いということです。そういう自分も間違った認識をしていました。本書に出会ってなければ、これから先も間違ったままでしたので感謝の気持ちしかありません。・・というか、もっと早く出会いたかったです。