本書は『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ(小池浩さん著)』で登場するドSの宇宙さんが小池さんを教育するとき、カンニングとして使っていた巻物の解説になります。
「人間世界にあるカラクリを解き明かし、人間を教育する奥義が書かれた巻物」という設定です。
基本的な内容は『借金2000万円を抱えた・・』と同一ですが、小池浩さんと宇宙さんのお二人の目線で、会話スタイルで書かれていることもあって、更に理解を深めることができます。
読み終えると心が軽くなって、生きていることが楽しくなる本です。早速、ご紹介します。
本書の基本情報
著者
小池 浩 (こいけ ひろし)
価格
税別1,400円
発行所
株式会社サンマーク出版
発行
2019年4月30日 初版発行
2019年5月30日 第3刷発行
本書の構成
巻物という設定なので、「・・・の巻」という表現をしています。
- 「願望実現のカラクリ」の巻
- 「悩みのカラクリ」の巻
- 「お金のカラクリ」の巻
- 「人間関係のカラクリ」の巻
- 「人生という時間のカラクリ」の巻
「・・・の巻」ごとに「・・・人間の教育法」とタイプ別に書かれています。
カラクリの一例
本書に書かれているカラクリの例を少しご紹介します。
「スピリチュアル大好き人間」の教育法
宇宙にオーダーすれば何もしないで、願ったものが目の前に現れると思っているスピリチュアル大好き人間が、急増している。
見えない世界に寄りかかるだけで、自ら動くことを放棄することは、「スピリチュアル」でも「引き寄せ」でもないのです。
願いをかなえている人、真にスピリチュアルを大切にしている人こそ、地に足がついていて、行動しまくりであることを、知らない人が多いのです。
パワースポットに行っただけで、行動もせずにボーッと待つことではないのです。
「貧乏ぐせ人間」の教育法
「先払いの法則」を徹底することなのです。お金が欲しければ、先に「払え(出せ)」ということなのです。
豊さの循環は常に「エネルギー(オーダー)の発信」が先で、「豊かさ(結果)の受信」が後になるのです。
散財と先払いの違いは、散財は何かの欠乏や不安を埋めるために物を買うことで、先払いは直接なリターンがなくとも、どこからか間接的であっても払った以上の価値を受け取ると信じられるようになるのです。
「いつも悩んでいたい人間」の教育法
悩みぐせの人間は、ひとつの悩みが解決しても、直ぐに別の悩みを探してくるのです。
人間は悩むことで、行動しない理由を得ているのです。生きている時間を悩みに使って居る以上、行動せずに済むからなのです。
失敗はだたの経験
失敗することによって得られるものがあるので、次の行動へつながり、結果的にオーダーどおりになるのです。
ただ、幼少期の親との関係で身についてしまったルールに原因があるのです。失敗せずに上手くできたときに認めてもらえて、失敗したときは怒られたり否定されたりしたことから、失敗しなくないと自分の中でルール化されるのです。
「失敗はただの経験であって、存在を否定するものではないのです。」単なる通過点で、最終的にはオーダー達成に繋がっているのです。
まとめ
誰にでも達成したいことがあり、色々な形でオーダーをしていると思います。その中で達成している人と、まだ達成していない人の差は、行動している量と質なのです。
失敗したことだけをクローズアップして、同時に得られている上手くいかなった原因に目を向けていないのです。一番残念なのは、それで諦めてしまうことです。この後の行動が達成への道なのです。
本書は色々な切り口で、考え方や捉え方を教えて貰える内容になっています。読み終えた時に、心が軽くなって、生きていることが楽しくなります。