『ビジネスにうまい文章はいらない』(上阪徹さん著) 書くことが苦手だった人が書けるようになるまでを説いた一冊

上司や先輩に報告書の書き直しを指示された、何度もメールを送っているのに返信を頂けない、といった経験をされているビジネスパーソンは、意外に多いのではないでしょうか。その他にも、下記のようなことも心当たりありませんか。

・文章を書くのが辛い
・時間がかかる
・最初の一行が出てこない
・長文レポートが書けない

そのような経験をされた人に解決の手助けとなる最適な1冊です。

第一歩は凡ミス防止

つまらない凡ミスで致命的な悪印象になってしまうので、十二分に気をつけたいものです。

・社名間違い
・名前間違い
・誤字
・変換ミス
・署名がない
・漢字のひらがな化

スペースを活用する

改行せずに書き続けた文章には、スペースがなくギッチリとなり窮屈感を感じます。パッと見ただけで、ゴミ箱行きとなる可能性が高くなるので、改行してスペースを上手に活用します。

「うまさ」より「わかりやすさ」を目指す

ビジネスでは、うまい文章とはわかりやすい文章なのです。なぜかと言うと、目的は読んでもらうことではなく、理解してもらって行動していただくことだからです。文学的なうまさは必要ありません。

素材だけでも良い

素材とは情報や伝えたい内容です。ビジネスでは、文章ではなく、素材の箇条書きでもOKです。

価格

1,400円(税別)

まとめ

「ビジネスパーソンだから、うまくてカッコいい文章しなければ!」という思いがあると、「わかりにくさ」や「誤字」の原因となってしまうものです。

「伝えたい内容が相手に伝われば良い」、「目的は読んでもらうことではなくて、理解してもらうこと」と心持ちを変えるだけで不思議とメールの返信率も上がって、報告書の評判も上がるものです。

経験だけでは気づくまでに長い時間がかかるものですが、本書では早く気づける内容が、たくさん書かれています。オススメの1冊です。

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